6月3日、社会環境オープンセミナーで戦争体験者のお話を伺いました。

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2014年6月3日(金) 1510-1640、社会環境オープンセミナー「戦時中の教育・動員から戦後復興まで」と題して、財団法人神奈川県遺族会のご協力を得て、大正11年(1921年)生まれの小島康次の戦争体験と思いを伺い、進路・自由を考えました。参加者は、学外者1名、東海大学教員2名、職員3名のほか、教養学部人間環境学科社会環境課程が大半でしたが、自然環境課程、法学部、政経学部、工学部、体育学部から合計60名の学生が小島康次氏の話を拝聴しました。

講演者の小島康次氏は、神奈川県で育ち、小学校を卒業後、商店の徒弟、満州建設勤労奉仕隊(半年)に参加後、中国戦線に出征されました。1945年、現地で終戦を迎えられたとき、23歳でした。

戦争の時代、日本人として教育を受けて、陸軍の輸送部隊の一兵士とし中国大陸で戦いました。中国の傷や瘡蓋で苦しんでいる子供に宣撫工作として、歯磨き粉を縫ってあげて治療した話、敗戦後、捕虜収容所の作業中、「蛍の光」を口笛で吹いたとき、捕虜監督と交流できた話などを交え、「戦争は絶対にダメ、戦争を起こさないように若い皆さんに、最高学府で学ぶ皆さんに期待している」と熱い思いを語られました。

この戦争体験の講演は、神奈川県遺族会・神奈川県の「戦争体験を語り継ぐ次世代継承事業-平和への祈り-」と協力して開催しました。
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講演後、次のような意見・感想が寄せられました。

1年男子)寄せられた感想には、今と昔の違いにビック視しました。僕たちが今こうしていられるのも昔の人たちのおかげで感謝しないといけません。また、友達を大事にし、困ったときに助けたり助けてもらったり、友達を大事にしようと改めて感じました。

1年男子)昔、たくさんの人の犠牲があって今の平和があるし、今は非常に恵まれているんだと感じた。小島さんは自分の受けた恩恵をどういう形であれ返すこと、が大事だと言っていた。それは今の社会も同大切だと思った。

2年女子)戦争をしていても、音楽と医療は変わらないということに驚いた。苦しいことはすぐ思い出すけれど、今日までそういうことがあって、今の楽しみがあるんだ、という言葉を聞いて、とても意味深だけれども、心に響きました。

2年女子)初めて戦争の実体験をした人から生の戦争の話を聞いた。そんな方から聞いた「戦争は絶対ダメ」」という言葉は重く響いた。

3年男子)日本がどうして戦争をしていたのかよくわからなくなった。そこまでしてな日本は戦争をしたのだろうか。

4年男子)戦争ではどのような思いで生きていたのかを実体験をもとにお話をしていただき、リアルな洗脳のイメージを持つことができました。今の自分たちが不便なく生活できているのは、昔の人の頑張りが非常に大きなウェイトを占めていると改めて感じたので、日々感謝の気持ちを忘れずに生活していかなければならないと思いました。

 東海大学教養学部人間環境学科社会環境課程オープンセミナー担当 鳥飼行博

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