5月23日、ゼミで多摩上流水再生センターを見学・調査しました。

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5月23日(金曜)、鳥飼行博ゼミナールの3・4年生は、多摩上流水再生センター・八王子水再生センターを訪問し、専門家スタッフから説明を受け、施設を案内していただきました。

流域下水道の整備は、1980年代からはじまり、現在では多摩川にアユが年間100万尾も遡上していますが、その河川水量の半分は、水再生センターで処理された水が流れています。BODで見ても、1980年に1リットル当たり12mgだったものが、2000年以降2mgにまで改善されました。もしも水再生センターがなければ、主要河川はドブ川となってしまうのです。

再生水は、水再生センターで再利用されたり、玉川上水や野火止用水の清流復活用水として活用されています。処理された下水から回収された汚泥は、ガス化炉で焼却され、汚泥焼却灰はセメント原料化、レンガ化、あるいは埋立ちの土砂として利用されています。

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災害、地震に備えた緊急の下水処理システム、停電に備えた臨時発電機など整えられています。多摩川上流水再生センターと川向こうの八王子水再生センターは、地下20メートルの深さに設置された連絡管(570メートル)で、多摩川の底を挟んでつながっていて、緊急時のバックアップ機能も備えています。

このような高度な水処理をしているため、経費の負担も大きく、区部公共下水道事業の下水道料金では、収入の半分しか賄うことができず、残りは一般会計からの補助金に頼っています。今後の水再生の経費負担の増加を考えると、市民など利用者の負担についても見直しが必要となると感じました。

(記録  鳥飼行博)