オンラインセミナー「ファッションの『サスティナブル』って何だろう?」を開催しました

オンラインセミナー「ファッションの『サスティナブル』って何だろう?」を開催しました

教養学部SOHUM(※)「アースミュージアム」プロジェクトでは12月5日に、SOHUMオンラインセミナー「ファッションの『サスティナブル』って何だろう?」(共催=Textile Exchange、一般財団法人PBPCOTTON、かながわ開発教育センター、逗子フェアトレードタウンの会)がWEBビデオ会議システムを使って開催しました。国連が策定した持続可能な開発目標「SDGs(Sustainable Development Goals)」の達成に向けて、企業や教育機関、自治体などがさまざまな取り組みを実施している中、今回のセミナーでは「持続可能な」を意味する「サスティナブル」をテーマに企業関係者や学生がそれぞれの取り組みを発表。約80名が参加しました。

トークセッションでは初めに、環境に配慮した繊維の普及啓発活動を行う非営利団体Texitile Exchangeのアジア地域アンバサダーを務める稲垣貢哉氏が、団体の活動内容をはじめ、繊維産業界における過重労働や環境汚染といった課題を解説し、「皆さんが普段何気なく着ている服が、どのように作られているかを知ることが第一歩。持続可能な産業としていくための活動が誰のためのものなのか、これを機に考えてみてください」と参加者へ訴えました。一般財団法人PBPCOTTON代表理事の葛西龍也氏と、業務執行理事の笠間一生氏は、「課題解決とパートナーシップ」をテーマに講演し、同団体によるインド産のオーガニックコットンを用いた事業や、農家の子どもたちの就学・復学・奨学支援プロジェクトなどについて紹介。逗子フェアトレードタウンの会共同代表の磯野昌子氏は、全国で3番目にフェアトレードタウンの認定を受けた逗子市の事例を動画や写真で解説し、行政、企業、教育機関など、まちぐるみで取り組む意義を語りました。

続いて、かながわ開発教育センター事務局長の木下理仁氏(教養学部国際学科非常勤講師)が、児童労働の撤廃と予防に取り組む国際協力NGO「ACE」作成の教材を中高生向けに実施してきたワークショップの事例などを紹介。また、サスティナブル素材の研究・開発などに取り組む一般社団法人M.S.I.サポートによる「やさしいせいふく」プロジェクトから、活動に参加する中高生らがプロジェクトの概要や意義を語りました。最後に岩本ゼミの学生たちが制作したサスティナブル商品のファッションショー動画を公開し、学生2名がサスティナブル商品を広く浸透させるためのプレゼンテーションをしました。

岩本准教授は、「今回は多様な団体、年代の方々の取り組みや意見をうかがう貴重な機会となりましたが、単発のイベントとして終わらせず継続していかなければ意味がないと考えています。大学生や中高生など若い世代の声は社会を動かす力になると思うので、今後は企業関係者にも多く参加してもらう企画を検討していきたい」と話しています。

※東海大学教養学部SOHUMプログラム
“SOHUM(ソヒューム)”とは、ソーシャル・ヒューマンウェアの略。教養学部の学生たちが専門能力を生かして協働しながら、それぞれが役割を担い、社会的な課題を解決する行動力を磨く教育プログラムです。社会を形成している基盤や仕組み、自らの技能や知識といったハードとソフトを動かすヒューマンウェア(=社会的役割を担う力)を、一人ひとりが身につけることを目標としています。