八重山諸島共生社会プロジェクト

プロジェクト趣旨

地球規模の環境問題を解決し、人類の持続的な存続を可能とするためには、人間環境に関わるさまざまな問題を広い視野から考え、問題の解決に向けて行動できる人材の育成が必要となっています。その様な人材育成には、人文・社会・自然科学の垣根を越えた学際的で実践的な教育プログラムの構築が極めて重要です。その中でも実践的な環境教育への期待は大きく、日本では環境教育を推進し、国民の環境保全意識を高めることを目的とした「環境保全活動・環境教育推進法」が2003年に成立しました。

こうした背景のもと、東海大学教養学部では2005年度より人間環境学科自然環境課程において西表島での演習科目(環境保全演習)「西表島の貴重な自然と保全を考える」を開設しました。この演習は、現地の自然や生活を体験し、調査で得られた資料も活用して、環境教育などの保全意識を高める啓発活動を行うことを目的としています。

自然環境と人間活動の調和のとれた環境を創出していくためには、環境保全についてよく理解し、現状の人間環境に関する問題を人文・社会・自然科学の枠を越えた広い視野から考えながら、実践的な保全活動を継続的に行っていくことが必要です。この「八重山諸島共生社会プロジェクト」では、環境保全演習の目的をより広げ、八重山諸島周辺の自然環境と人間生活が持続的に両立する社会(共生社会)の構築を、体験をもとに学際的に考えていくことを目的とします。「貴重な生物の保護」や「歴史と風土に育まれた文化」、「地域行政の現状」など、さまざまな視点からテーマに取り組む予定です。すべての学問分野に関連する内容ですので、教養学部全学科の学生諸君の積極的な参加を期待します。

研究キーワード

沖縄地域/諸島ネットワーク/生活文化/自然体験調査/グランドデザイン/歴史風土/他

主な担当教員(担当者は平成21年度申請時のもの)

藤野裕弘(人間環境学科自然環境課程 教授)
北野 忠(人間環境学科自然環境課程 准教授)
磯部二郎(芸術学科音楽学課程 教授)
斎藤昌利(芸術学科美術学課程 准教授)
小栗和也(人間環境学科自然環境課程 准教授)

募集学生定員数

 15名程度

SOHUM領域科目

自然環境(動物生態学、植物生態学、環境倫理)
人間環境共通(環境学序論、環境体験演習1、環境体験演習2)
社会環境(環境政策論)
音楽学(日本音楽史、民族音楽学、芸能論)
美術学(東洋美術史概説A、東洋美術史概説B、東洋造形史)
デザイン学(近代デザイン史、環境デザイン論、サブカルチャー論)
国際(国際安全保障論、冷戦史)