ACE × LEE 「コットンから「社会を変える」を考える」公開シンポジウムを開催しました

ACE × LEE 「コットンから「社会を変える」を考える」公開シンポジウムを開催しました
ACE 成田さんによる講演のようす
ACE 成田さんによる講演のようす

東海大学教養学部SOHUM「アースミュージアム」プロジェクトでは、過去を学び、現在を見通し、未来を想像し創造する力、すなわち豊かな「人間力」の獲得を目的として、先進的に活動をしている人を招聘したイベント企画・立案・運営し、そうした活動に参加することを通して教養あるグローバル人材育成を目指しています。

細川さんによる講演のようす
細川さんによる講演のようす

11月16日(土)は、世界の子どもを児童労働から守るNGOである(特活)「ACE」に協力を依頼した結果、子ども支援事業(インド)担当の成田由香子さんをコーディネーター、また世界的なジーンズメーカー「EDWIN」グループの「Lee(リー・ジャパン(株)」取締役の細川秀和さんをご紹介いただいたことによる、お二人の講演による「コットンから「社会を変える」を考える」公開シンポジウムを開催しました。成田さんには、10月に情報収集してこられた最新のインドの原産地情報、「コットンのやさしい気持ち」プロジェクトの概要についてご紹介いただきました。

身近なジーンズの「原料原産地表示」
身近なジーンズの「原料原産地表示」

細川さんには、LEEが取り組むエシカル・ファッションプロジェクトへの経緯や今後の展望についてご紹介いただきました。 参加した学生からは、「「安いジーンズ」と「高いジーンズ」どちらを選ぶかといえば、やはり「安い」ほうを選んでしまう。でも自分ができることは何か、もっといろいろなことを知るべきだと思いました。」「ACEやLEEの取り組みについて、学ぶことができてよかった。LEEさんのような取り組みをしている企業がもっと増えたらいいなと思った。」「今回の話を聞いて、誰かの役に立つために自分から何事も行動していきたいと感じた。」といった感想が寄せられました。身近なコットン、ジーンズの背景にある問題の構造の深さについて、気づくきっかけになったようです。

本イベントにご協力をいただきました成田さん、細川さん、そして当日ご来場いただきました皆様、この場をかりてお礼申し上げます。ありがとうございました。

※本イベントは、秦野市教育委員会の後援をいただき実施しました。

<参考>
ACE HP
 http://acejapan.org/ 

「ACE」 コットンのやさしい気持ち」プロジェクトとは

コットンの世界最大の耕地面積と、生産量世界第2位を誇る国インド。インド産コットンの約8割は中国へ輸出され、その後加工されて衣料品などとして日本で消費されています。インドのコットン畑では、40万人以上(*1)の子どもたちが就学できず、コットン畑で長時間、低賃金で働き、また農薬による健康被害があること、グローバルな経済の仕組みによって児童労働が発生していることが分かっています。日本で私たちが使うコットン製品の背景には、児童労働が関係しているのです。 
ACEは、このような課題を改善するため、ACEはインドのコットン生産地で子どもを危険な労働から守り教育を支援する「ピース・インド」プロジェクトを開始し、また日本では消費者や企業が、児童労働のない、人や地球にやさしいコットン産業のためのソーシャルな消費やビジネスを推進する「コットンのやさしい気持ち」プロジェクトを立ち上げ、取りくんでいます。 

*1出典 Davaluri Venkateswarlu, Child Bondage Continues in Indian Cotton Supply Chain (September 2007) 
<以上 ACE HPサイト:http://acejapan.org/cotton/project/>