高木研究室(福祉)

都市を実際に調査してみよう

都市を、地域社会、産業、労働、福祉、政治、文化のさまざまな角度から調査しています。ゼミの調査合宿では商店街やバリアフリーの現状を調べました。そして調査結果を、モノグラフ(事例研究)として蓄積していくことで、まちづくり政策に生かすことを課題にしています。皆さんも人間の一生は長いようで短い、いわば「今日という日があるだけ」(No day but today)ということを忘れずに、大学時代にひとつのテーマに打ち込んでください。

 

<専門テーマ>
都市形成と企業福祉、地域集団の社会的機能
<専門分野>
都市・地域社会学、社会保障・労働政策

 

 

教育について

大学の勉強の基本は本を読み そして現地を訪れること

大学生の間に、神田や高田馬場の古書店を訪ねて、絶版の本を見つけたり、定価より安く現在売っている本を買ったりしなかったひとは、時間の使い方がもったいないとおもいます。また観光地ではない地方都市を訪ねてください。今まで気がつかなかったことが見えるようになります。

 

 

研究分野

地域集団・職業集団の社会的機能
それをコーポラティズムと総称します

いろいろな時代の、さまざまな地域や組織のすべてが研究対象となります。

 

これまでのモノグラフ研究に加え、さらに付け加えたものを集積して、日本の社会史としてまとめ上げたいと思っています。

 

さまざまな分野で住民主体、地方自治、政策参加の視点と結びつけることができます。

 

 

ゼミナール

地域性を生かしたまちづくりや地域活性化を考えることが高木ゼミのテーマです。その題材として都市・地域、地域福祉、地域経済のすべてが研究対象となるため、テーマの間口の広さと、実態調査を重視することがゼミの特徴です。

 

卒業論文では具体的な地域または組織を選び、地域社会で地道に努力をする人々の集団や団体(それをアソシエーションといいます)についての事例研究をします。一つの地域か組織を、さまざまな角度から掘り下げてモノグラフを書き上げることを課題としています。

 

写真のゼミ生の卒業論文は、千葉のニュータウン、甲州市の地域福祉、川崎市の住環境NPO、練馬区の緑化政策、八王子のスプロール化、横浜の捺染産業、高齢者の日常生活活動、盲導犬の現状、小松市の歴史的環境、静岡のグリーン・ツーリズム、中小企業の環境対策についてと多彩です。11人全員がフィールド調査を伴ったオリジナルな内容を書き上げました。私高木の自慢の教え子たちです。

 

 

緩急つけた真面目ゼミ
ある時は凍りつき 時にほのぼのする

高木ゼミは2009年度で第4期生という歴史が新しいゼミです。毎年10~11人程度の皆さんが、地域か組織を具体的に選び地域社会、地域福祉、地域経済についてモノグラフィックな卒業論文を書きます。これまでのゼミ生全員がフィールドワークを伴った実証研究で卒業論文を書いたことを指導教員として誇りに思います。

 

 

卒論テーマ
  • 高齢者の自立生活と日常生活活動(ADL)―介護予防支援としての取り組み―
  • グリーン・ツーリズムと地域活性化―静岡県の事例から民宿の可能性を考察―
  • 地域活性化とまちづくり―スプロール化にさらされる南大沢の事例―
  • ニュータウンの形成と変容―千葉市緑区おゆみ野地区の事例―
  • 中小企業における環境対策―印刷会社の廃棄物処理とリサイクル―
  • 印刷産業の現状と課題―印刷と捺染からアパレルへ―
  • 歴史的環境とまちづくり―石川県小松市における取り組み―
  • バリアフリーと住宅政策―NPO法人かわさき住環境ネットワークの取り組み―
  • 身体障害者補助犬の現状と課題―盲導犬を中心として―
  • 市町村合併と地域福祉―山梨県甲州市大和町の事例―
  • 緑化推進とまちづくり―練馬区と墨田区の事例―

 

 

先生紹介
高木 俊之 准教授  (Toshiyuki Takagi) 社会学修士
最終学歴 法政大学大学院社会科学研究科社会学専攻修士課程修了
専修大学大学院文学研究科社会学専攻博士後期課程単位取得退学
所属学会

地域社会学会、日本都市社会学会、日本地域福祉学会、福祉社会学会、数理社会学会、日本社会学会

専門分野 都市・地域社会学、社会保障・労働政策
専門テーマ 都市形成と企業福祉、域集団の社会的機能
研究キーワード アソシエーション
コーポラティズム
地方自治と福祉
バリアフリー
受け持ち教科 都市環境論
地域福祉論
福祉経済論
統計学
主な論文著書
(書籍)
「〈書評〉桑原敬一『予科練白書―下士官・兵のみた戦中と戦後』(新人物往来社、2006年)」
教養学部紀要
2009年
(書籍)
「福祉のまちづくりとバリアフリー」『21世紀へのキーワードplus50―東海大学教養学部40周年記念』
東海大学出版会
2008年
(書籍)
「岐阜県大垣市の揖斐川電気工業と体育連盟―ネオ・コーポラティズム的社会的編成の形成」『大阪を〈都心周縁〉から読み解く(日本都市社会学会年報第23号)』
 
2005年
(書籍)
「岩手県釜石市における企業城下町の成立―普通選挙制度の普及と労務管理の再編成」『分権・合併・ローカルガバナンス―多様化する地域(地域社会学会年報第16集)』
ハーベスト社
2004年
(書籍)
釜石製鉄所における三鬼隆と生活構造―戦前期における企業人の社会的形成とアソシエーション」『大原社会問題研究所雑誌』第544号
 
2004年3月号
(書籍)
「岐阜県大垣市におけるメゾ・コーポラティズムの実相―地域情報産業振興ビジョンの策定をめぐって」『地域における「公共性」の再編成(地域社会学会年報第14集)』
ハーベスト社
2002年
(書籍)
「企業保障の国際比較―その類型化および社会保障類型との関連」武川正吾・佐藤博樹編『企業保障と社会保障』
東京大学出版会
2000年