廣瀬研究室(福祉)

「想像力」と「創造力」を磨きましょう

大学では「何を教えてくれるのか」、といった受身の姿勢ではなく、大学生の間に学内外で積極的に活動して、自分の関心領域を広げることで、将来就きたい仕事や、行いたいことがはっきりしてくると思います。本研究室では、ヨーロッパ諸国を中心に、社会保障・社会福祉政策の国際比較を通して、日本の制度・政策の特徴を明らかにするとともに、将来の政策の可能性について検討しています。

 

<専門テーマ>
社会保障・社会福祉政策の国際比較研究
<専門分野>
社会保障法・政策、高齢者福祉

 

 

教育について

社会科学を専攻する大学生としての学びのなかで 人権や社会的公正の問題について ぜひ考察を深めてほしいと思います

人間と社会とのつながりについて学び、自分のことだけでなく社会全体を見渡せるような視点を養ってほしいと思います。また、現実の社会問題に対して、多角的に検討できるようなクールな目と、他人の心の痛みを理解できるような想像力を持って、学びを深めてほしいと思っています。

 

 

研究分野

社会保障法政策の国際比較研究

少子・高齢化やグローバル化など共通する課題を抱えながら、各国の社会保障の法律や政策にはそれぞれの文化・伝統が反映されています。なぜそのような違いが見られるのか、という問いを根底にすえて、主にヨーロッパ諸国の社会保障法政策の研究を進めています。


これまで、ヨーロッパ諸国の福祉国家研究といえば、もっぱらイギリスやスウェーデン、ドイツ、フランスなどが対象とされていました。しかし、ヨーロッパの「小国」の福祉国家における政策にも多くの示唆が見出せることから、今後の研究の発展がのぞめるものと考えます。


近年、改正が重ねられている社会保障制度は、メディアでも注目を集めていますが、国内だけでなく国際比較の視点がますます重要になっています。その場合に、外国の事例の良いところだけを見出すのではなく、冷静に分析する視点が今こそ必要だと思います。

 

 

ゼミナール

年度ごとの構成メンバーによってゼミナールの雰囲気は異なりますが 基本的に授業の運営は学生が行っています
課題が増えてきたときなどは 授業時間以外でも自主的に集まって勉強しています

4年生のゼミナールは、卒業論文を仕上げることを目標にしたスケジュールに沿って、ひとりひとりが選んだテーマについて調べたり考えたりしたことを仲間の前で発表して議論を行っています。
秋には卒業論文を完成させて口述審査会でそれぞれの研究結果について発表します。
3年生のゼミナールでは、その基礎力を養うために必要な文献を読み、発表の方法やディスカッションのしかたなど学んでいます。活発に議論を行い、仲間とのコミュニケーションをはかっています。授業の後は時々飲み会にも出かける仲の良いメンバーになるようです。

 

 

卒論テーマ
  • 若者の非正規雇用の増加が社会に与える影響
  • 介護支援専門員の専門職としての役割と課題について
  • 視覚障害者を支える盲導犬の役割とその育成課題
  • グループホームの現状と課題
  • 障がい者の福祉的就労と一般雇用の連携について
  • 高齢者の「孤独死」の現状と対策について
  • 「ワーキングプア」の増加と雇用政策の課題
  • 障害児教育における統合教育と分離教育のバランス
  • 国民皆年金制度における無年金者と低年金者の問題
  • 介護職の人材不足の原因とその改善策
  • 高齢者医療保障の現状と改革の動向
  • 育児と仕事の両立支援策の現状と課題
  • 地域福祉政策における「脱施設化」の現状と課題
  • 「ジェンダー」の視点から見る介護問題
  • 元ハンセン病患者への補償の課題

 

 

先生紹介
廣瀬 真理子 教授  (Hirose, Mariko) 学術博士
最終学歴 日本女子大学大学院文学研究科博士前期課程修了
所属学会

日本社会保障法学会、社会政策学会、日蘭学会、日本社会福祉学会、
日本社会学会、国際労働法・社会保障学会、国際女性の地位協会

専門分野 社会保障法・政策、高齢者福祉
専門テーマ 社会保障・社会福祉政策の国際比較研究
研究キーワード 比較福祉国家論(オランダ福祉国家の研究を中心に)
EU社会政策
高齢者福祉政策
受け持ち教科 社会保障論
老人福祉論
社会福祉概論
入門ゼミ1・2
ゼミナール1・2・3・4
卒業論文制作
主な論文著書
(書籍)
『21世紀のヨーロッパ福祉レジーム』 (共著)
糺の森書房
2012年
(書籍)
『EUを考える』 (共著)
未來社
2011年
(書籍)
『グローバル化のなかの福祉社会』 (共著)
ミネルヴァ書房
2009年
(書籍)
『21世紀における社会保障とその周辺領域』 (共著)
法律文化社
2003年
(書籍)
『医療保障法・介護保障法』 (共著)
法律文化社
2001年
(書籍)
『女性関連法データブック』 (共著)
有斐閣
1998年
(書籍)
『現代世界と福祉国家』 (共著)
御茶の水書房
1997年
(書籍)
『オランダの社会福祉』 (共著)
全国社会福祉協議会
1989年
(論文)
「オランダにおける最近の地域福祉改革の動向と課題」
『海外社会保障研究』第162号
国立社会保障・
人口問題研究所
2008年
(論文)
「EU社会政策とオランダ福祉国家の変容」
『福祉社会学研究2』
東信堂
2005年