主な授業(ビジネス)

人間を取り巻く環境、具体的には、「環境」「福祉」「ビジネス」について学ぶところです。

マクロ経済学 (担当:新保恵志教授

所得が生まれる要因が分かる!

ヒトは働くことで所得を得ます。マクロ経済学は、所得が発生する要因を解き明かしていきます。また、所得が増えていけば経済も成長しますが、どのような政策を採用したら所得が増加するか、という点も学びます。マクロ経済学は、人々が幸福に暮らすためにはどのような政策が必要か、といった視点から経済を考えていきます。

 

経済学は論理的な学問ですから、当然論理的な思考方法が養えます。しかし、それだけではありません。経済学を学ぶと、例えば環境問題を解決するためにはどのような経済政策が必要か、あるいは日本はなぜ少子高齢化という状態を迎えてしまったのか、などの社会現象も経済学で解明することができます。

ミクロ経済学 (担当:鳥飼行博教授

市場の働き グローバル化の意味が分かる!

ヒトは、労働で得た所得を使い、さまざまな財貨サービスを購入、消費して、効用を得ます。ミクロ経済学は、価格を中心とした市場メカニズムと消費者の効用最大化行動、企業の利潤最大化行動を解き明かします。近年のグローバル化とは、世界が一つの市場に統合されてゆく過程ともいえます。ミクロ経済学は、消費と生産を扱いますが、資源配分、所得分配の視点は、人々の豊かな生活を築く基礎となっています。「ミクロ」といっても、その影響は決して小さくはありません。

 

ミクロ経済学を通じて、応用が可能な論理的な思考方法が養えます。環境問題に関しても、「リサイクルすべきだ」「自然を保護すべきだ」と環境倫理的な主張だけをしても、解決はできません。福祉問題に関して、「障害者雇用を増やすべきだ」「年金負担(掛け金)を安くすべきだ」とだけ提言しても、現実的ではありません。経済を動かす市場メカニズムが分かれば、消費者、生産者の視点で、環境や福祉の問題を考えることができるようになります。応用経済学の中核をなすミクロ経済学は、環境、福祉、ビジネスを考える基礎になります。

金融論 (担当:新保恵志教授

お金を知ると 社会が見える

経済はお金が回ることで成り立っています。金融論は、お金の回り方を学ぶことによって企業がどのように成長していくのか、企業の成長によって、国家経済がどのように成長していくのかを学びます。また、企業の成長を株式投資など、投資活動によって支えることにより、個人も豊かになれることを学んでいきます。

 

金融は、実に論理的な学問です。したがって、論理的な思考方法が身に付きます。また、好況時や不況時のお金の流れをみることによって、銀行や企業の行動などを知ることができます。さらには企業の行動から、今問題になっている派遣労働などについても、なぜ企業が派遣労働を必要としているか、の理由を見つけることができます。

消費者行動論 (担当:隈本 純准教授

私がそれを選んだワケとは・・・

質問)A子さんはいまドラッグストアでシャンプーを買いました。彼女がそのシャンプーを選んだ理由はどれですか?

1) 私の髪質にあうと思ったから
2) 新発売で気になったから
3) 親友のB子に勧められたから
4) CMのタレントが好きだから
5) 有名なブランドだから

答え)どれも正解です。これらの理由の背景にある考え方や理論をこの授業では学びます。

 

私たち生活者が、日々の暮らしの中で実践する消費行動の背景と結果について、観察をベースにその理由を検証する力を養います。そして、将来企業人となったときに、消費者のニーズに基づく新しい商品の企画や提案ができる力を身につけます。

マーケティング政策論 (担当:原田一郎特任教授

いまエコ・マーケティングやソーシャル・マーケティングが新しい

マーケティングは、消費者が商品やサービスを購入し、使用することで感じる満足感を最大限にし、そうすることで、企業に適正な利潤をもたらすことを目指した経営学の専門分野であると言えます。最近のように、消費者の生活が豊かになり、市場の成熟化が幅広く浸透し、企業間競争がますます激化するようになると、マーケティングの位置づけと、その企業戦略展開上の重要性は、より一層高まってきています。そこで、本講義では、具体的なケースをも紹介しながら、マーケティング戦略の展開、特に新製品開発、価格政策、プロモーション政策、流通政策、そして環境マーケティング戦略の在り方について、なるべくわかりやすく説明することを目指しています。

 

マーケティングに関する基本的知識が身に着きます。ケースを適宜紹介しますから、事例研究の分析手法や戦略展開プロセスに関連する基本的な知識を得ることができます。企業の環境適合戦略をめぐるマーケティング展開の在り方や、社会的信頼性を維持強化するための、経営戦略の在り方について知識を得ることができます。その他、マーケティングをめぐる新しい動き、例えばインターネットへの対応についても知識を得ることができます。

企業戦略論 (担当:隈本 純准教授

スポーツも会社も戦略が大事

質問)サッカーワールドカップ。さて、優勝国に見られる特徴は次のうちどれ?

1) 一流プレーヤーがいるから
2) 一流の監督がいるから
3) 一流の戦略があるから

答え)全てです。授業にはロナウジーニョもエリクソン監督もいませんが、勝つための戦略とはどのようなものかについて学べます。

 

企業経営でいえば、監督は経営者、プレーヤーは従業員。日々変動する経営環境にあわせて経営資源を配分し、結果を出す、すなわち戦略を考えなくてはならないのです。授業では、経営戦略の立案過程や市場環境分析を学び、多くの企業事例を通して、自ら事業運営ができる力を養います。

マスコミュニケーション論 (担当:原田一郎特任教授

マスコミの実態と影響力の大きさを知っていますか?

マスコミュニケーションを略してマスコミと言いますが、テレビやラジオのニュース、そして新聞や雑誌の記事を思い浮かべる人が多いと思います。実際に、新聞、雑誌、ラジオ、テレビ等よりなる4大マスメディアで取り上げた事項は、即座に多くの人が知るところとなるため、世論形成にマスコミは多大な影響力を発揮していることは否めません。そこで、この授業では広告やマスコミ情報が、社会に与える影響を中心に、環境アピールや企業の社会的責任訴求のあり方とそこに内在する今日的な問題点について、具体的にそしてわかり易く説明します。

 

世界の新聞や、日本の各新聞社の最近の動き、電波媒体の発展の経緯と地上波デジタル化の影響について、具体的に理解する力が育成されます。さらに、BSやCSといった衛星放送の最近の動きとくにデジタル化が、視聴傾向にどう影響するかに対して理解が深まります。広告の媒体料金が、マスコミを側面から支えている点や、広告を含むマスコミ情報の社会的ならびに経済的影響と、今後の役割や課題についても理解を深めることができます。

NPO論 (担当:原田一郎特任教授

 

NPOとはNon-Profit Organizationの頭文字をとったもので、非営利組織の総称です。これを広く解釈すると大相撲協会等の財団法人やユニセフ等のNGOをも含む営利活動を主たる目的としない組織があてはまります。本講義では特定非営利活動促進法(NPO法)に基づいて認証された特定非営利活動法人を中心に説明します。一般の営利性企業や国や地方公共団体が実施しているサービスではカバーできない分野が存在し、そこでの社会的貢献活動の担い手としてNPO法人の存在が最近特に重要視されるようになりました。ところで、この社会的貢献活動にとって大切なのは、継続的にしかも安定的に実施されることです。そのためにも、NPO法人の運営が適切に行われることが不可避とされます。それゆえ、営利性企業の政策のどれが適合できどれが不適合となるかを中心に講義します。