ゼミ・教員の紹介

地球や惑星大気中の自然現象に興味を持つ人は誰でもいらっしゃい。

三村ゼミ

青年よ、大志を抱け

実は、地球環境のことについては、解らない事だらけなのです。いや、解らない事が多いということに、やっと気がつき始めた時代なのです。研究は、一人の力で出来るものでは有りません。先輩達の努力の成果を引き継いで、方法を真似て努力をすれば、誰にでも、一歩前に進めることが出来ます。学問・文化は共同の力の産物です。従って、期待していることは、「面白がる心」と、自ら進んで手や頭を動かすことを「嫌がらない性格」です。

三村 和男 教授
博士(理学)
【専門分野】地球物理学

研究分野

人は、慣れ親しんだ事に関しては、なかなか疑問を持つことが出来にくいと思います。でも、最近の地球環境問題は、人間活動の質・量における増大によって、地球規模の課題について、真摯に、取り組まざるを得ない時代となってきました。
だからこそ、今まで、例えば「夏は暑い、冬は寒い」と、当たり前として深く考えないで来たことに対しても、「なぜ?」と疑問を持ち、正面から、理解する必要が生じて来ました。
私達、地球物理学分野の研究者達は、単に世の中に警鐘を鳴らすだけでなく、「地球の真実の理解」により近づきたいと、努力しています。

研究分野の今後の発展性
1957年から1958年にかけて国際地球観測年という国際科学研究プロジェクトが実施されました。当時のソビエト連邦とアメリカ合衆国は世界初の人工衛星スプートニク1号とエクスプローラー1号を打ち上げました。独立回復間もない日本は、南極昭和基地建設と観測を通して、この計画に協力しました。
2010年6月には、小惑星探査衛星「はやぶさ」が、日本の技術で、小惑星イトカワから7年間の旅を終えて地球に還って来ました。
「他山の石」という言葉があります。地球環境について正しい理解を得るためには、兄弟惑星と呼ばれる、地球以外の惑星との比較を通して、地球のメカニズムを正しく理解する必要があります。
今、まさに、日本の地球科学の発展が、大きく、ステップ・アップしている最中です。

研究分野の社会性
地球生命の起源について、諸説あります。
まず、地球内で発生したとする仮説の中でも、原始大気と思われる還元性大気(アンモニア大気)中の自然発生説の他に、二次大気(火山性酸性大気)中の自然発生説があります。それら以外に、宇宙起源説(ウィルスの形で太陽系以外の天体から降臨)も有ります。
現在、人類は将来の火星移住計画を真剣に模索する時代になってきました。かつて、ニュートンの力学的宇宙観はダーウィンの進化論と奇妙な合体を遂げ、唯物論的歴史観を構成し、社会革命の哲学に影響を与えたと思います。その後のアインシュタインの「相対性理論」や量子力学の「不確定性原理」は、人間の理性の本質について、哲学的な影響を与えました。
現在の地球規模環境問題は、新たなる、哲学的革命をもたらしつつあります。自然を搾取し続けることによって成り立っている現在文明の限界性に立ち向かう新たなる価値観が必要とされています。また、「宇宙人としての人類」を自覚することが必要とされてきています。
最新の自然科学は常に、人々の宇宙観に影響を与え、新しい社会思想を作り出し、自覚してもしなくても、日常の生活スタイルを変化させます。地球について勉強することは、哲学を深めることにつながります。

ゼミナール

研究室は、地球のことが大好きな人間達で、議論を始めると熱気にあふれ、必要であれば、泊り込みの実験も平気でこなします。

卒論テーマ

・気象班(雪の積もりにくい湘南キャンパスと同じ特徴を持つ地域を濃尾平野周辺から探し出す)
・気象班(成層圏突然昇温現象が起こりにくいとされる南半球での突然昇温現象を探る)
・回転班(地球の気候変動を室内実験で再現する)
・回転班(成層圏突然昇温現象のシミュレーションを行い、成層圏大循環のお好みパターンを探し出す)
・対流班(無限自由度を持つ現実流体中で小自由度カオスが実現する条件を室内実験で探る)
・対流班(無限自由度を持つ現実流体中で小自由度カオスが実現する条件をシミュレーションで探る)
・火山班(火山が無いところから火山が誕生し噴火するメカニズムを室内実験で探る)

研究分野

■地球科学
自然環境と気象

先生紹介
最終学歴 京都大学大学院理学研究科
所属学会 日本気象学会
日本流体力学会
アメリカ地球物理連合
ヨーロッパ地球物理連合
主な論文著書 地球流体力学における 波動―平均流相互作用の理論的研究(1985)(博士論文)
A Unified Formarism of the Generalized Lagrangian Mean and the Transformed Eulerian Mean Theories(1982)(論文)
カオス的世界像―神はサイコロ遊びをするか?―(1992)(翻訳)
気象学ハンドブック 第10章? 気象力学(理論)(1995)(著書(分担執筆))
無限自由度を持つ現実流体中の低次カオス〜スペクトルモデルによる考察〜(2008)(論文)

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